もうすぐ北海道にとっては長い冬が終わります。道民の感覚的に本格的な寝雪になる12月から3月末頃まで冬という感覚です。今回は節約について書きたいと思います。私は貧乏な家庭で育ちましたのでお金を使わないことにストレスをあまり感じませんしそもそも物欲もない方なので普通の人に比べれば極端かもしれません。雪国ならではのあるある節約もありますので札幌在住の方や移住を考えているかたの参考になれば幸です。
節約は継続が大事!
私はお金を使うとき
- 本当に必要か・欲しいのか・衝動的でないか?
- 物やサービスの満足度が高いか?
- サービス、商品の価値に対して妥当かな金額か?
を考えます。全て自分の価値基準です。人それぞれ当然違います。一年後には基準が変わっていることもあります。節約を継続するコツは自分が納得しストレスにならないようにするのが重要です。偉そうに書いてますがたまに衝動買いしてしまい後悔することもあります。そんな時は自分を馬鹿だなーと言って許してやります。とにかく長く継続することです。そうするとたまの浪費も長い目でみればたいした金額ではなくなります。
固定費を下げよう!
効率よく節約するには月々等継続してかかり、支出の中で大きな割合を占める固定費を下げことが一番重要です。これを見直すだけで十分な効果を発揮します。
賃貸なら安い物件に引っ越そう!
賃貸に住んでいるなら安い物件に引越すことをおすすめします。引越費用がかかりますが高い家賃を払い続けることを考えるとすぐに元が取れます。ある程度自由のきく一人暮らしや子なし夫婦でしたらここを抑えるだけでも月々何万円と変わりますので資産形成や将来の為に貯蓄をしたいなら効率が段違いとなります。私の場合は子なし夫婦です。結婚前から住んでいる1Rのアパートに嫁が転がり込む形でそのまま住んでいます。嫁と生活費折半してますので更に固定費が下がります。家賃は17,400円(家賃16,000+管理会社の24時間管理費1,100+町内会費300)です。もともと家賃19,400円の物件でしたが入居時に家賃交渉行い2,000円安くなりました。経験上入居時だと比較的簡単に下げてくれるので交渉してみて下さい。
札幌で物件選びの注意点
北海道は長い冬がありますので物件を選ぶ際、雪国ならではの考慮するポイントがあります。
暖房費について
一年の約半分は暖房代がかかることになります。燃料費高騰により電気、灯油、ガス共に馬鹿にならない金額になりますので物件を選ぶ際特に重要です。(北海道あるあるで冬季は給料に暖房代が出る会社がありますが私はでません)
- 部屋数は最低限に!部屋数が多くなるとその分暖房を使用してしまいます。
- 天井の高い物件(ロフト等)はさける!暖気は高い所に溜まります。折角暖房を使っても足下まで暖まるまで時間がかかり効率が悪くなります。
- プロパンガスより都市ガス物件を選ぶ!北海道では給湯器やガスレンジの他に暖房でもガスを使ってるの物件が多いです。プロパンガスだと金額を好き勝ってにガス会社が決めれます(都市ガスは公共料金扱いですので会社が勝手に値上げ出来ません)ので想定外の金額を請求されてしまいます。我が家ではプロパンガス料金が都市ガスの2倍以上です。余りに高いので暖房にはポータブル灯油ストーブ、ガスレンジの代わりにカセットコンロを使ってます。お風呂はシャワーのみにしています。ガスを使っているのはシャワーのみです。それでも常識の範囲内で使ってるだけで冬場は30,000円近くになるので設定温度下げ、水量絞り凍えながらシャワーを浴びてます。(これは私も本当に失敗しました。調べてみたら日本で一番高いであろうプロパンガス会社、富○ホーム○ナジー!なんと年4~5回値上げがあります!元々高かったガス代が値上の繰り返しによりあまりに高騰したので一度ガス会社に掛け合いましたが担当者が知識も常識もなく話になりませんでした。そしてこれからも際限なく値上げするとの事です。客に吐く言葉ではないと呆れ果てました。持ち家だとガス会社を変えることができますが賃貸物件だといいカモにされてしまいます。物件を選ぶ際どうしてもプロパンになるようでしたらガス会社を事前に確認し自分で料金を調べることを強くお勧めします!)
- 備え付けの灯油ストーブ物件は注意!設備に灯油FF暖房がある物件があります。節約の為に自分でポータブル灯油ストーブを買う必要がなく暖房費が安い灯油ということで経済的のようにおもいますが、使用していなくても月々強制的に備え付け暖房器具のリース料+基本料が請求される場合があります。このほか退去時の暖房の整備代(契約時に払うことが多い)もかかります。その上、灯油タンクが戸別になく集合タンクだと自動的に補給されてしまい、ガソリンスタンドの価格はもちろん自分で手配する灯油配達価格よりもかなり割高な灯油代を家賃と一緒に請求されます(昔住んでいた所ではエ○ウォー○ーでした、よく耳にすることのある大きな会社ですが安いことはありません)。備え付け灯油FF暖房を使わなければ灯油代は請求されませんが基本料金と暖房器具のリース代は月々必ず請求され続けます。
地下鉄沿線に住もう!
札幌ですと地下鉄沿線に住むことをお勧めします。わたしは地下鉄駅より徒歩10分圏内に住んでいます。それでも安い物件は存在します。札幌駅に近づくほど家賃は高くなりますが離れても地下鉄なら移動時間が15分程度変わるくらいです。地下鉄駅周辺はどこもそれなりに発展してますので買い物にも困らず何処に住んでも便利です。そして何より車を持つ必要性がなくなります。地下鉄は南北、東西、東豊線の3路線あり全て札幌の中心部に繋がります。そして地下鉄は冬に雪の影響を受けません。これは雪国では非常に重要なことで移動時間の予測を容易に立てることが出来ます。他にバスや市電もあり公共機関が充実しています。(運転手不足で路線や便の減少はしていますが)金食い虫の車を持たないという選択が出来る点でも札幌市(できれば地下鉄沿線に)に住む価値は十分あります。
車があるなら駐車場に気を付けろ!(どうしても無駄に労力やお金はかかります)
札幌は北海道ではそこまで降雪量は多くありませんがそれなりに降ります。冬には雪かきがあり、車通勤するなら出勤前に駐車場もしなければなりません。積雪量によっては20分以上かかることもあります。それに加え駐車場に接する車道に公共の除雪が入らない所があったり、又、車道の除雪が入る所でも除雪が間に合わなく車を出せないなんて事もまれにあります。そして適当に雪かきしてるとそのうち凸凹が大きくなりスタックして自力で脱出出来なくなることもあります。道端も狭くなり渋滞が発生しやすく移動時間は夏場の1.5倍はかかります。こんなかんじでいいことがありません。公共機関の発達している札幌なら必要ないとおもいますが車好きな人や事情があり手放せない人もいると思います。
駐車場を選ぶ際は
- 屋根付き(当然高い)、建物の1階が駐車場など
- 除雪の入る道路に接する場所
- 住んでる物件に近い場所
- 屋根はないがロードヒーティング(お金は余計にかかる)
を考慮すればいいと思います。ちなみに除雪の入る道路では道路際に除雪により寄せられた雪が残りされ車を出す為にはこれも処理しなければなりません。
サブスクを見直そう!
サブスクなど定期的に料金のかかるものに入らないようにしましょう。たとえば動画視聴サービス月額1,000円だとします。一年で12,000円です。月額で見ると少額に感じますが年単位でみると違って見えます。私なら12,000円の買い物は躊躇します。本当に必要でサービスの満足度が高いと自分で納得できるもの以外契約しないのが賢明です。もし契約していたらできるだけ早く解約すべきです。私の例を出しますと数年前までスマホはドコモで月額8,000円でした。さらにデータを使いすぎて速度制限かかると追加で1GB1,000円課金する事もありましたので1万超えはざらにありました。格安スマホに替える事も考えてましたが、今まで使用していたキャリアメールが使えななくなる、格安スマホはなんか怪しい、通信速度が遅いのでは、そして携帯のキャリアを変えるのが面倒くさい(これが一番だったかも)等の理由でそのままでした。ですがちょうどドコモからahamo(約3,000円)が出たので思い切って替えてみました。ネックだったキャリアメールは無料のGメールに変更で何の問題もありません。これにより月額5,000円、年60,000円です。非常に大きい金額です。早く格安スマホにでも変えれば良かったと後悔しました。ahamoだと通信速度も問題なくデータは最近20GBから30GBに増えて十分です。たまに月末に速度制限掛かることもありますが以外にも低速モードでもYouTube(画質480pですが)が普通に見れますのでそのまま使ってます。
車はいらない!
“地下鉄沿線に住もう!”でも書きましたが札幌のような公共機関の充実した都市に住んでいると車は必要ありません。月々の駐車場代、ガソリン代、車検代、保険料、車両の買替費用等これらを月々に慣らすと余裕で月5万以上はかかります。私は車を持っていませんがなにも不便はありません。ドライブは好きなのでレンタカーを借りてよく遊びに行きます。今は格安レンタカーが充実してますのでそれを12時間借りても車両代は3,000円(車種よって違います軽やコンパクトカーが安いです)かからずガソリン代含んでも5,000~6,000円で済みます。年間20回借りても10万~12万です。車を待つと年60万以上かかるとと想定すると経済的です。急用で近場ならタクシーを借りるという選択もあります。昔は車は持っていて当たり前でした。若くて給料の少ない内は車を維持するために働いているような人もいました。このような価値観は今は変わってきています。車を持っていない事で驚かれることも少なくなりました。
まとめ
今回は固定費を考えました。家計を圧迫する大きな要因は固定費ですのでこれを抑えることが非常に重要です。一度見直しさえすればその効果は絶大で継続されます。人によっては10万円以上変わる場合もあります。ですがなんでも削ってしまえばストレスになりますので自分にとって満足度の高い物は残しましょう。そして価値観は変わっていくものですので残した物も定期的に見直すことも重要です。
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