今回は投資の最終目標であるFIREについて考えてみます。経済的自由を手に入れる条件として資産所得>支出で可能と考えます。
積立目標額
目標額は新NISAの枠満額の1,800万を目標としています。
今のペースで投資信託を月々20万円積みたてることができれば約6.5年後には満額になる予定です。
投資対象はオルカンとS&P500 1対3の割合
投資しているファンドはeMAXIS SlimのオルカンとS&P500をざっくり1:3の割合です。割合にはあまり意味はありません。投資効率の落ちるオルカンを混ぜる理由はアメリカ経済の強さを信じS&P500だけにしようと思ってたのですが失速する可能性も当然あるのでオルカン混ぜることにより精神的な安定材にするのが目的です。オルカンは米国株の割合が60%と高いのでどうしてもS&P500のような米国の指数と似た動きをします。米国以外の国が混ざる分、当然投資効率が下がるので米国だけで良いとの意見もありますが、好調なセクターは循環するものです。アメリカ経済がだめになったら米国の比率を減らしより調子の良い国の比率を上げる入替が自動的に行われる(私の様な無知な人間には絶対できません!)ので手間がかからず(その上信託報酬も安い)究極の分散投資がオルカンだと思います。
FIREした場合の生活費
それでは仕事を辞めた場合の支出を考え、年いくらお金が必要か考えてみます。
まず、固定費として年金、保険、税金は年、228,640円となります。(調べてみましたが少し自信ない部分があります。)最低限かかる生活費は現在月30,000円以内(嫁との折半で月6万以下の1/2)になりますので年360,000円、これに月3万程度の自由に使えるお金を確保すると年360,000円で計948,670円です。きりのいいところで年100万円必要とします。
無収入で支払う保険・年金・税金(2024)
国民年金 | 月16,980円×12ヶ月で年203,760円 |
国民健康保険(札幌市2024年) | 年24,880円(減額で、間違ってるかも?) |
住民税・所得税 | 0円(住民税は前年収入あれば掛かります。) |
資産はいくら必要なのか?
資産=株式(投資信託 元本+含み益)のみとし現金で持ってる預貯金は含まず考えます。
シミュレーション 取り崩し額100万(ギリギリで余裕無し)
新NISAで月20万円、7.5年満額1,800万となります。年利7%と想定すると約2,350万となります。それと旧つみたてNISAでSBIのVシリーズのS&P500で積立てた80万を、これを同じ期間年利7%で想定すると約130万になります。
この合計額2,500万あれば有名な取り崩し4%ルール(※1)で年100万(月8.3万)取崩すとするとぎりぎりクリア出来そうです。
(※1)30年経っても資産が目減りしない。実際は米国で債権と株式で運用し経済成長率が7%と想定する、私の場合は株式100%で米国と全世界のインデックスですが株式だけのほうが成長率が高いので適用できると想定します。
参考シミュレーション 取崩し額120万(ちょっと余裕あり)
少し余裕を持つために取崩し額年120万(月10万円)想定で考えてみたいと思います。120万は3,000万の4%となりますので資産3,000万到達を考えてみます。シミュレーションで満額貯めたあと再投資しない場合と再投資金額を変えて積立てた場合の到達年数が下記表になります。非課税口座(新NISA)使い切ってますので特定口座となります。取崩し時に値上がり益に対して税金20.315%掛かりますが今回は考慮しません。ざっくりと考えます。
積立投資額(特定口座) | 新NISA満額運用後資産2,500万から3,000万到達の為の運用期間(年利7%) |
追加投資なし | 約3年 |
5万円 | 約2年3ヵ月 |
10万円 | 約2年1ヵ月 |
15万円 | 約1年9ヵ月 |
20万円 | 約1年4ヵ月 |
ここまで資産が大きくなると追加投資しなくても3年で資産が500万増えるようです。追加投資しても入金負けみたいになり劇的に期間短縮になることはないようです。
まとめ
目標総投資額 | 新NISA満額1,800万 |
投資期間 | 7.5年(残り約6.5年) |
想定年利 | 7% |
想定資産 | 2,500万 |
取崩し額 年4%(資産収入) | 年100万 (月8.3万) |
支出 | 月 8万 |
資産収入>支出 | ギリでクリアー! |
新NISA満額1,800万、月20万を残り約6.5年、年利7%で運用すると2,500万となり年4%取崩しで年100万、月8,3万円となり月々の支出8万円をまかなえる計算となります。正直かなり甘い想定で考えています。もし子供ができたら月20万投資に回すことも出来ないでしょう。そしてこの数年のように調子のよい市場が継続される保証もありません。インフレも考慮していません。ですから新NISA満額1,800万を取りあえずの目標とし、その後はフレキシブルに人生設計を考えることとします。
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